鮮やかな魅力に惹かれて、パンジービオラを花壇や鉢植えに植えてみたい!と思っていませんか?
パンジービオラは、冬から春にかけて長く咲く花で、色や形も豊富でとても人気があります。
しかし、お手入れや育て方は、初心者にとっては難しく感じるかもしれませんね。
- どのくらい水やりをすればいい?
- 肥料は必要?
- 花がら摘みや切り戻しは?
そこで、この記事では、パンジービオラのお手入れと育て方のよくある質問と回答の【初心者向け10選】をご紹介します。
これを読めば、パンジービオラを美しく育てることができますよ。
基本データ
冬から春にかけて長く咲く花として、ガーデニングの定番となっているパンジービオラ。
色や形が豊富で、どんな花壇や寄せ植えにも合わせやすい花です。
パンジーは大きく華やかな花を咲かせ、ビオラは小さく可愛らしい花を咲かせます。また、パンジーは暑さに弱く、ビオラは寒さに強いという特徴もあります。
パンジービオラは品種開発や品種改良が盛んで、500種類以上はあるとされています。花色や咲き姿はもちろんですが、種類や品種によっては寒さに強い特徴があったり、コンパクトにまとまりやすい特徴をもったパンジービオラもあります。栽培地域やお手入れ頻度に合わせて選ぶのもおすすめですよ。
名称 | パンジービオラ |
栽培難易度(5段階) | ★☆☆☆☆ |
植える時期 | 秋:10月-11月頃 春:3月-4月頃 |
開花時期 | 11-5月頃 |
花の色 | 紫,黄,白,オレンジ,水色,ピンク,赤茶など |
特徴 | 開花期が長い 寒さに強い |
以前は、花の大きさが、大きいものを「パンジー」、小さいものを「ビオラ」と呼びましたが、最近は花の種類が増え明確な区別が難しく、総称して「パンジービオラ」と呼ぶことが多いようです
お手入れと育て方【初心者向けQ&A10選】
Q1: パンジーとビオラの違いは何ですか?
A1: 花の大きさや形、色などに違いがあります。
パンジーとビオラは同じスミレ科スミレ属の植物ですが、花の大きさや形、色などに違いがあります。
一般的に、パンジーは花が大きくて丸く、花びらに顔のような模様が入っています。ビオラは花が小さくて細長く、花びらに斑点や縞が入っています。
また、パンジーは日当たりを好み、ビオラは半日陰でも育ちやすいという特徴もあります。
Q2: 植え付け時期はいつですか?
A2: 一般的には秋10月から11月と春3月-4月が適期です。
パンジービオラの苗の植え付け時期は地域や気温によって異なりますが、一般的には秋の10月から11月か、春の3月-4月が適期です。
▶種まきから始めるなら、次の記事で紹介しています。こちらを参考にしてください。
Q3: 水やりはどのくらいすればいいですか?
A3: 土の表面が乾いたらたっぷりと行います。
水やりの頻度は、気温や日照時間によって変わりますが、一日に一回程度が目安です。水やりは午前中にすると、水分が蒸発しにくく、病気の予防にもなります。
水やりの際は、葉や花に直接水をかからないように注意して、株元に与えましょう。
▶水やりについて次の記事でまとめています。
Q4: 肥料はどのくらい与えればいいですか?
A4: 植え付け時に元肥を入れた後、定期的に追肥をします。
追肥は、液体肥料や粒状肥料を月に一回程度与えるとよいでしょう。肥料の量は、製品の表示に従ってください。肥料は花が咲き始める前や咲き終わった後に与えると、花の数や色がよくなります。
▶肥料について次の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
Q5: 花がら摘みは必要ですか?
A5: 必要です。花がら摘みをすると、次の花がどんどん咲きます。
パンジービオラの花がら摘みは、花の美しさを保つためにも必要です。花がら摘みをすると、次の花がどんどん咲きます。
花がら摘みは、花茎の元からかきとるようにします。
花がら摘みをしないと、種ができてしまい、株の力が弱まって花が咲きにくくなります。
Q6: 切り戻しは必要ですか?
A6: 必要です。切り戻しをすると、株の形を整えたり、新芽が出やすくなります。
パンジービオラの切り戻しは、花が終わった後や、株がだらしなくなったときに行います。切り戻しで、株の形を整えたり、新芽の出やすさを促したりすることができます。
切り戻しの方法は、花茎や枝を株元から5cmほど残して切り取るか、ハサミでざっくりと刈り込むようにします。
▶次の記事で剪定ばさみを紹介しています。手になじむよいはさみは仕事の質と気分が上がります。
Q7: 種取りはできますか?
A7: できます。花がら摘みをせずに花を枯らして種を採ります。
ただし、花がら摘みをしないと次の花が咲きにくくなるので、花の少ない時期にしたり、また1株からたくさん採らないようにした方がよいでしょう。
採った種は、乾燥させて冷暗所に保存します。
▶パンジービオラの種取りについて、次の記事で詳しく紹介しています
Q8: 花の色や形を変えることはできますか?
A8: 一般的にはできません。花の色や形は遺伝子によって決まっており、肥料や水やりなどの管理方法では変化しません。
パンジービオラの花の色や形は、遺伝子によって決まっており、肥料や水やりなどの管理方法では変化しません。ただし、一部の品種では、気温や日照時間などの環境条件によって、花の色が濃くなったり薄くなったりすることがあります。
Q9: 花が終わったらどうしたらいいですか?
A9: 花が終わったら花がら摘みをして種を作らせないようにし、茎が伸びすぎたら切り戻しをして株の形を整えると、花の数や色がよくなります。
パンジービオラは一年草なので、ゴールデンウィーク頃には、夏の草花に植え替えるのがおすすめです。
Q10: 病気や害虫の予防や対策は何ですか?
A10: 病害虫の予防は、まず、植え付けの際に株間をあけて風通しをよくしたり、水やりは株元にして葉や花に直接水をかけないようにします。
1.害虫
アブラムシやヨトウムシなどの害虫にやられやすいです。
もし害虫を発見したら、早めに手で取り除いたり、水や石鹸水で洗い流したりします。殺虫剤には、ベニカマイルドスプレーやオルトラン粒剤があります。
2.病気
うどんこ病や灰色かび病は、葉や茎に白や灰色のかびが生える病気で、葉が枯れたり、花が咲かなかったりします。
早めに病気の葉や茎を切り取って処分します。病気の葉や茎は感染源になるので、近くにおいておかないようにしましょう。殺菌剤の例としては、ベニカマイルドスプレーやベンレート水和剤などがあります。
殺菌剤や殺虫剤を噴霧する時は、葉の表面だけでなく、裏側にもしっかりと吹きかけることが大切です。
まとめ
ここでは、パンジービオラのお手入れと育て方のQ&Aをまとめました。
パンジービオラは冬から春にかけて長く咲く花なので、お手入れの仕方によっては、さらに美しく楽しめると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
次の記事もぜひご覧ください。