暑くなると、ガーデニングも大変ですね。
どんなに暑くても植物を育てるには、水やりはもちろん、花や葉を整理して風通しをよくしたり、虫や病気の対策や施肥、野菜や果実の収穫も欠かせません。
炎天下での作業は危険を伴い、作業をする人間の暑さ対策はとても重要です。
ここでは、作業する人間側の対策として、暑い中でのガーデニング作業の基本から、体温を下げる機能をもつおすすめを紹介します。
気力や体力を過信せず、体温を下げる対策をして、植物たちと夏を乗り切りましょう。
夏のガーデニング作業の基本
1.昼間は避けて、朝か夕方に作業する : ガーデニングの外作業は、一番暑い時間帯は避けて、少しでも気温の下がる朝か夕方にしましょう。
2.基本の服装は長袖、長ズボン、帽子、手袋 : 肌の露出は危険です。日焼けはもちろん、枝やトゲによる怪我、毛虫やうるしなどの樹液によるかぶれなどから身を守るためにも、吸汗・速乾・UVカットなど機能的でさらっとした肌触りのものを選んで肌を覆いましょう。
3.黒系の濃い色は避ける:黒っぽい服装は、汚れが目立ちにくいものの、光を吸収して暑く、濃色が好きな蚊や蜂が集まります。濃色の長靴もかなり暑くなり足が蒸れます。
4.こまめな休息と水分補給:30分に1度は室内や日陰で休憩するようにし、水分補給を忘れずに。また体内の熱を逃がすために、帽子や上着は脱いで休みましょう。
大量に汗をかいたら、塩分の補給が大切です。経口補水液やスポーツドリンク、塩を少量入れた麦茶などを、また塩飴や塩分タブレットも人気です。
暑さレベル別の対策
暑い時は体温を下げることが重要です。
レベル1 首を冷やす
まず首を、特に首の後ろや横を冷やしましょう。首元には太い血管が通っていて、ここを冷やすことで全身の体温を下げる効果があります。
電動以外の冷却材は溶けると効果がなく、持続時間は長くありませんが、流水にあてれば復活するものもあり、使い心地や環境にも優しくエコです。
一方、電動は、電源コードありなら長時間、電源コードなしのチャージタイプなら、場所を選ばず、冷たさをキープできます。
いずれも、冷やすためには、冷たい部分が首に触れなければ効果がありませんので、サイズ選びがポイントになります。
保冷剤をタオルなどでまく
定番ですが、タオルやスカーフで保冷剤を包んで首に巻きます。これだけで全身が涼しくなります。サイズは、首に巻いたり結んだりが無理なくできればOKです。
保冷剤は低温やけどになることがあるので、肌に直接あたらないように注意しましょう。
冷却タオル・冷却スカーフ
水につけたり、開封するだけで、手軽に冷たくなる冷却タオルや冷却スカーフは、とても便利です。屋外やお出かけ先でもすぐに冷やすことができます。
冷却持続時間は商品によってマチマチですが、あまり長くはありません。
ネックリング
冷凍庫で冷やしたり流水にあてれば冷たく固くなり、リング状で首にかけるだけなので、装着が手軽です。
じんわりと冷却を感じるタイプで、冷却持続時間は長くありません。また、固く肌に沿わないので、サイズが大きいと肌にうまくあたらず冷却効果を感じません。サイズ選びに注意しましょう。
ネッククーラー
電動で冷却プレートが冷たくなり、首にかけて使用します。冷却プレートが首の両サイドと後ろにあてられる3つ付いたものががおすすめです。
充電式もありますが、モバイルバッテリーを繋いで使用するものは、バッテリーを入れておくポケットが必要です。
レベル2 アイスベスト
脇や背中にポケットがあり、冷却剤をポケットに入れて体を冷やすことができるベストです。首だけを冷やすよりも体温を下げることができます。溶けにくい専用の保冷剤が付属しているものが多く、冷却持続時間が長くなります。
レベル3 電動ファン付き作業服
上着にファンモーターがついていて、モバイルバッテリーで動きます。予備のバッテリーを準備すれば、長時間の使用が可能です。
この作業服は、電動のファンが服の中に風を送って汗を蒸発させることで体温を下げます。
冷たい部分が肌に触れるタイプのようにストレートに冷やすことはありませんが、汗が乾き肌がさらっとして快適です。
服の内側に風を流すため、サイズは身体にぴったりフィットしたものより、少し大きめをおすすめします。男女兼用(ユニセックス)が多いので、女性はサイズ表示に注意しましょう。
袖部分があれば手や腕が涼しいです。また安価なものでファンやモーターが小さいと風が弱く効果が感じられません。作業性や冷却効果を考えて選ぶことが必要です。
インナー
UVカットパーカー、アイスベスト、電動ファン付き作業着などのインナーは汗をよく吸い、乾くのが早い吸汗速乾性のものを選ぶと快適です。
最近は着圧タイプのインナーが人気で、コンプレッションウェアと呼ばれます。サッカーや野球などのスポーツ選手がよく着ているピタッとしたアンダーウェアのことです。
着圧タイプなので、適度な締め付けがあり、筋肉の負荷が分散します。また、吸汗速効性で肌触りは冷感タイプが多くあります。
日焼けや虫・かぶれの対策にガーデニングの外作業では、肌を露出しないことをおすすめしていますが、肌の上に作業着を直接身につけるのではなく、汗をよく吸って乾かしてくれる高機能インナーをおすすめします。
まとめ
ガーデニング作業の暑さ対策をまとめて紹介しました。
なるべく気温の低い時間帯に、休憩と水分をとりながら、無理のないように行うのはもちろんですが、十分に暑さ対策をしましょう。
この記事では、暑さ対策に便利で機能的なおすすめを紹介しました。
気力、体力を過信せず、熱中症にならないためにも、身体を冷やしながら、暑い季節のガーデニングを楽しみましょう。
暑さ対策のグリーンカーテンはこちらの記事を参考にしてください。
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