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剪定

アジサイの剪定は簡単!時期と切り方で花もサイズも失敗なし

剪定

アジサイの剪定について教えてください

梅雨の頃になると、街中や公園や寺院などで鮮やかに咲くアジサイを見かけます。

花木であるアジサイは、剪定などの手入れをしなくても、花はとりあえず毎年咲きます。

しかし手入れをせずに放置すると、樹形が乱れ、花がだんだん小さくなって、カレカレスカスカの株になり、これではかなり不細工です。

ここでは、アジサイの剪定の目的や時期や切り方を紹介します。

アジサイの剪定は簡単ですが、時期や切る場所を間違えると、せっかく剪定をしても花は咲きません。

この記事を参考に正しい剪定して、来年もきれいな花を咲かせましょう。

  

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剪定の目的

アジサイは落葉低木に分類されます。「花を観賞するのがメインの樹木」である花木なので、1年草のように枯れてしまうことなく栽培でき、毎年成長し花を咲かせます。

しかし手入れせずに放置すると、枝は無造作に伸び、花が整わず、樹形が乱れます。

アジサイの花は、枝の先端に咲くので、枝が伸び過ぎると、栄養が届きにくく花は小さくなる上に咲く位置が高くなるので、観賞に向かない不格好な株になります。

また、アジサイの花は咲き終わっても散ることはなく、枯れてもそのまま残ります。

花の充実や株の成長のためにも、枝や枯れた花を整理する剪定はかかせません。

アジサイの剪定の目的
  • 花と樹形を整えるため  枝の先端に花が咲くので、剪定をせず枝が伸び続けると、翌年は細く高く伸びた枝の先に花が咲いてしまう
  • 終わった花を整理して株を充実させる  アジサイの花は散らないので見苦しく、放置すると株は無駄な体力使うことになる

  

アジサイの種類と剪定の時期

左から、アジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、カシワバアジサイ

多くのアジサイの剪定は、花が終わって来年に向けての枝や芽が伸びる前の7月が適しています。ただしアジサイの種類によっては、冬から早春が適しているものがあります。

一番よく見かけるアジサイ(手まり咲き)、日本原産のガクアジサイやヤマアジサイ、葉が柏に似たカシワバアジサイの剪定の適期は7月中です。夏の終わり頃から次の新芽が成長しその先端に花芽がつくので、剪定が遅くなって芽を切ってしまうと翌年に花が咲きません。早めに剪定しましょう。

一方、アナベル、ノリウツギは、冬から早春が適しています。春に新しく伸びる枝に花芽をつけるため、新芽が出る前の冬から早春に剪定します。

左:アナベル  右:ノリウツギ

  

どこを切るか

夏の終わりに新しい芽が出るアジサイ(手まり咲き)・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・カシワバアジサイと、春に芽が出るアナベル・ノリウツギは、剪定する時期が違い、切る場所も少し違います。

どちらの剪定にも共通する切り方の基本は次の通りです。

共通の切り方の基本
  • 株の全体を見て残す枝の高さを決め、バランスよく切る。(こんもりした形が似合う)
  • 株をコンパクトにするなら強めに(多く)切る、株を大きく成長させたいなら、弱く(少し)切る。
  • 細い枝や枯れた枝は、元から切って整理する (風通しをよくし、病気や害虫を防ぐ)

  

アジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・カシワバアジサイの剪定

夏の終わりに節(葉の付け根)から来年の芽が成長して出てくるので、7月中に剪定するのがおすすめです。新しい芽を生かし、同時に今年の花を処分できます。

節の上を切ります。花の2-3節下くらいが一番成長を期待できるので、今年の花の2-3節下を残すためにその2cmくらい上を切ります。

節から芽が出ているのが見えていたら、大きい芽を残します。株全体のバランスを考慮して剪定しましょう。

株を大きくしたいなら、花の下を切って、1節目を残します。ヤマアジサイをはじめ自然な樹形を楽しむ場合も、あまり切らず、花だけを切るようにします。

小さくコンパクトにしたいときは、2-3節より下でも、切る時期が早く株が大きければ、十分成長するので強めにしっかり切ります。ただし、節を確認して残し、枝の長さの1/2~1/3程度は残すようにします。葉も必ず残してください。葉がないと光合成ができず枯れてしまいます。

また、細い枝や枯れた枝は、元から切って整理しましょう。

  

剪定が遅くなったら

アジサイ(手まり咲き)・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・カシワバアジサイは、7月中に剪定したほうがよいのですが、もしうっかり忘れてしまったら、新芽を切らない範囲で剪定をしましょう。成長している芽を切ってしまうと、時期が遅いためその下の節から次の新しい芽は出ず、花が咲きません。

  

アナベル・ノリウツギの剪定

春に伸びる新しい枝の先に花芽が着くので、その前の冬場なら古い枝や茎ばかりで、基本的にどこで切っても節があればそこから芽が出て花は咲きます。新芽が出る前の冬から早春に剪定しましょう。切り方によって花の数や大きさが変わります。

  • 株の全体を見て、バランスよく切る。
  • 強めに(=たくさん)切ると、花の数は少なくなるが大きめの花が咲く。ただし切りすぎると株が弱るので、1/3以上の長さは残るように切ること。コンパクトにしたいときにおすすめ。
  • 弱く(=少し)切って節が多く残と、節から分枝する枝がたくさん出て、小さめの花がたくさん咲く。株を大きしたい時におすすめ。
  • 細い枝や枯れた枝は、元から切って整理する。
  • 花が終わった時は冬まで待たずに、花の下の2-3節のところで切って、花は処分する。

   

まとめ

梅雨の頃には、あちこちで鮮やかに咲くアジサイの花を見かけます。アジサイの名所は日本の各地にありますね。

花木であるアジサイは毎年咲きますが、そのまま手入れをせず放置すると、株が大きくなりすぎたり、花がだんだん小さくなったり、とても残念な樹形のアジサイになります。

アジサイの剪定は難しくありませんが、切る時期や切る場所を間違えると残念ながら花は咲きません。

ここでは、アジサイの種類によって変わる剪定の時期と切り方を紹介しました。

剪定で、枯れたり、弱った細い枝を整理すれば、株はより成長し、樹形が整います。

ぜひこの記事を参考に、適した時期に適した位置を剪定をして、来年もきれいに咲く花を楽しみましょう。

  

剪定した枝を使って挿し木ができます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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