[PR] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
育て方

植えっぱなしにするなら!原種チューリップの育て方 

育て方

チューリップは植えっぱなしにできますか?

残念ながら、チューリップの植えっぱなしはおすすめできません。過湿と乾燥と暑さに弱いので、夏場は球根を土から掘り上げて冷暗所で保管したほうが、次のシーズンのためのエネルギーを消耗しないからです。

やっぱり球根は掘り上げないとダメですね…

でも、原種のチューリップなら植えっぱなしにできますよ。

耐寒性・耐暑性に優れ、乾燥に強いので、植えっぱなしで毎年花が咲きます。

ここでは、そんな原種のチューリップの育て方を紹介します。

一般種のチューリップとは大きさや華やかさに違いがありますが、スリムで小さく可憐な花は別の魅力があり、とても育てやすいのでおすすめです。

この記事を参考にして、ぜひ育ててみてください。

スポンサーリンク

原種チューリップ

原種チューリップとは、野生種のチューリップのことで、ミニチューリップ、ワイルドチューリップとも呼ばれます。

野生種を大きく華やかに品種改良したのが、一般種のチューリップで、こちらのほうが広く栽培され、ブーケや花束など切り花でも人気があります。

一方、原種チューリップは野生種なので、スリムで小さいですが、耐寒性、耐暑性があり、地植えなら水やりがいらないくらい乾燥に強く、とても丈夫です。肥料もあまり欲しがらず、植えっぱなしで毎年花が咲きます。

球根も小さいですが分球(=球根が分かれて増えること)するので、花数が少なくなったり、分球した球根で株を増やすには、球根を掘り上げて植え替えをおすすめします。

基本データ

名称原種チューリップ
(ミニチューリップ、ワイルドチューリップ)
栽培難易度(5段階)★☆☆☆☆
植える時期11月頃
開花時期3-5月頃
草丈10-25cmくらい
花の色赤,白,黄色,ピンク,オレンジ など
特徴寒さ、暑さ、乾燥に強い
初心者向け

育て方

原種チューリップの球根は小さい

時期や植え方

球根を購入して植えましょう。鉢植えでも地植えでも可能です。

  1. 時期
    • 10月末-11月頃で気温が15-20℃くらい(地温が10-15℃)になってから植える。暖かいに植えると根が伸びないため、芽は出るが、花が咲く前に枯れることがある。
  2. 球根の選び方
    • 傷のない球根。
    • ネットショッピングなど実物を手に取って見られない場合は、口コミなどを参考にしましょう。
  3. 場所
    • 日あたりのよい屋外。(明るい日陰や半日程度の日あたりのところでも育つ)
  4. 土と肥料
    • 鉢なら、市販の元肥入りの培養土が便利。
    • 地植えは、深く耕して緩効性の肥料を混ぜる。
  5. 株間
    • 通常は10-15cmくらい。
    • 距離をつめて植えると花の見栄えがよくなるが、球根は育ちにくくなる。
  6. 植え方
    • 球根の2-3個分の深さに植える。
    • 球根の向きを揃えると、きれいに並んで咲く。
      • 球根の向きとは、尖っているのが上で、栗のように、横は平たい面と丸みのある面があり、平たい面を揃えて球根を植えると、きれいに花が並びます
  7. 植えたら水やりをする。

水やりと肥料

  1. 水やり
    • 鉢植えは、表面が乾燥したら水やりをしましょう。
    • 地植えは、自然の雨任せで水やりは不要です。ただし発芽後は、晴天が続いて乾燥していたら、水やりをしましょう。
  2. 肥料 
    • 植え付け時に元肥を入れる。
    • 花が終わってから、お礼肥えとし2週間に1回程度薄めの液肥を与えるか、緩効性肥料を土の上に少なめにばらまきます。

こちらの記事もぜひ参考にしてください。

花が咲いたら、終わったら

  1. 花が終わったら、花の首元で切って花がらを摘み、処分する
  2. 全部の花が終わったら、葉が黄色く枯れてくるまでそのまま育てる
  3. 葉が枯れてきたら、鉢植えの水やりは減らしていく
  4. 葉が枯れたら
    1. 植えっぱなしにする場合
      • 枯れた葉や茎は切って処分し、鉢は日陰に置き、地植えはそのままで、自然任せで秋まで置いておく
      • 秋になったら、緩効性肥料を土の上にばらまいて、発芽や開花を助ける
    2. 球根を掘り上げる場合
      • 球根が小さいので、葉が完全に枯れる前に、茎と球根がつながっている状態で球根を掘り上げたほうが、わかりやすい
      • 梅雨入りのころなので、天気予報を確認して、長雨の前に掘り上げる
      • 球根は日陰で乾燥させてから蒸れないようにネットなどに入れて、冷暗所で秋まで保管して、秋に植える

まとめ

ここでは原種チューリップの育て方を紹介しました。

野生種なので、小さくてコンパクトな印象ですが、丈夫で育てやすく、栽培初心者にもおすすめです。

一般種のチューリップは、日本の夏の暑さは苦手なので、球根は掘り上げて保管したほうがよいのですが、原種チューリップは、暑さ・寒さ・乾燥に強く、植えっぱなしでも毎年咲きます。

夏の終わりには球根の販売が始まり、人気の種類は売り切れることが多いので、気に入った花が見つかったら、球根を早めに購入されることをおすすめします。

スリムで可憐に咲く原種チューリップの栽培をはじめてみませんか。

お気に入りの球根を探しましょう。

こちらの記事もぜひご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました