花壇が荒らされましたが、犯人がわかりません。
防犯カメラは設置できますか?
最近は、街中に防犯カメラや監視カメラがあり、何か事件や事故があるとそれらの映像から犯人が特定されるという報道が多くあります。
一方、身の周りで、花壇や家庭菜園が荒らされたり、駐車場で不審な動きを感じても、どうしたらよいかわからないものですが、いつ?誰が(何が)?が気になりますよね。
そんなときは、トレイルカメラを設置しましょう。トレイルカメラに任せれば、答えが出ます。
トレイルカメラとは、屋外で簡単に設置や移動ができるセンサー付きのカメラです。
ここでは、トレイルカメラの特長や選ぶポイントとおすすめのトレイルカメラを紹介します。
工事不要で手ごろな価格からあります。
それでは、トレイルカメラの紹介を始めましょう!
トレイルカメラ
赤外線センサーで動物や人を感知して自動で撮影するカメラです。センサーカメラとも呼ばれます。
街中に多い通常の監視カメラは、24時間撮影していますが、トレイルカメラはセンサーが感知した時だけ撮影します。
元々、野生動物の観察用のカメラで、屋外で使用するのが前提なので、耐久性、防水性に優れ、配線不要で乾電池やソーラーパネルで撮影できる利便性から、防犯用などにも広く使われています。
設置はストラップで固定するだけなので、撮影場所の変更も簡単です。
手ごろな価格からあり、防犯、害獣対策、観察など、気になる時に気になる場所を簡単にチェックできる優れものです。
特長
- 動物や人を赤外線センサーが感知して撮影する。
- 屋外で使用でき、耐久性や防水性に優れている。
- 工事や配線は不要(乾電池やソーラーパネルを使う)。
- 設置は付属のストラップでフェンスや木などに固定するだけ。カメラ用の三脚が使えるものもある。
- 小さくて軽いので、設置や移動が楽。
- 24時間撮影可能で夜間など暗がりでも撮影できる。
- 撮影データはSDカードに保存される。
- 本体のモニターで映像を確認できる。スマートフォンなどで確認できるものもある。
- 静止画、動画、撮影の時間帯、撮影時間、解像度など、撮影条件を設定できる。
- 機種によるが、センサー反応距離は15mくらい。
- SDカードの容量と撮影条件によるが、データは数か月以上は保存できる。
- 撮影条件によるが、電池は数か月以上使用できる。
おすすめの使い方
- 防犯
- 玄関、駐車場、裏口、ベランダ、庭など、気になる場所に設置します。
- 「防犯カメラ作動中」などを表記すると、抑止効果があがります。
- 監視
- 不法投棄を監視します。
- 駐車場や駐輪場を監視します。
- 害獣対策
- 花壇や家庭菜園など、花や野菜の被害があったところに設置すると、いつ、何が(誰が)来ているのかがわかり、対策の手がかりになります。
- ごみ置き場が荒らされる被害も確認できます。
- 野生動物の観察
- 野鳥や動物の自然な状態を観察できます。
これら以外でも便利なトレイルカメラをうまく使って、気になることを解決しましょう。
選ぶポイント
トレイルカメラを選ぶポイントはおもにに5つあります。
- 照射ライト(3種類)
- 不可視ランプ 人や動物の目で確認できない赤外線を使用するので、気づかれにくい。
- 可視ランプ 目に見える赤い光を出すので、画像が明るめになる。
- LEDランプ 夜間や暗がりでもくっきりと撮影できる。
- トリガースピード トリガースピードとは、センサーが感知して撮影を開始するまでの時間のこと。通常1秒程度で、早いものは0.1-2秒のものがある。動きが早い動物などを撮りたいときは、早いものがおすすめ。
- センサー反応距離と画角 15m程度までセンサーが反応するが、撮影したい対象の範囲によってセンサー反応距離が対応できるかを確認する。ただし、センサー反応距離が長いと、カメラのフラッシュが届かないことがあり、画角(=撮影の幅)によっても撮影できる範囲は変わる。
- 通信機能 本体に通信機能があれば、本体に触れることなく撮影が確認できる。wi-fi機能搭載や本体とスマートフォンが直接通信するAP(=アクセスポイント)対応などがある。
- 電源 乾電池がほとんどでソーラーパネル対応や、コンセントが付属するものもある。
トレイルカメラのおすすめ
まず使ってみよう!という基本機能のみ
基本機能のみですが、防犯や害獣対策として十分使えます。
ソーラーパネル付き
ソーラーパネルがついています。
wi-fi対応
wi-fi対応で、LEDランプで夜間でもくっきりと映せ、動画は4K対応で映像が鮮明です。
注意すること
- トレイルカメラの盗難 : 手軽に設置でき、移動が楽な上、無人の屋外に設置されることが多いので、トレイルカメラの盗難の可能性があります。盗難防止のためにチェーンや鍵で自衛しましょう。
- ガラス越しの撮影は不向き : ガラス越しの撮影は、赤外線センサーがうまく反応しないことがあるので、避けたほうが無難です。
- SDカードは付属か別売りか : 撮影データの保存に必要なSDカードが購入時に付属か別売りかを確認しましょう。
まとめ
普通に防犯カメラや監視カメラを設置すると、工事が必要な上高額で、撮影する場所を変えることはできません。
この記事では、トレイルカメラについて解説しました。
野生動物の観察用に作られたトレイルカメラは、工事は不要で移動や設置がかんたんで、手ごろな価格からあります。防犯、害獣対策、監視、観察など、気になる時に気になる場所を簡単にチェックできる優れものです。
移動が簡単なので、トレイルカメラ自体の盗難の可能性がありますが、チェーンやキーを使って対策すれば安心です。
なおトレイルカメラの使用は、プライバシーの侵害のないように注意してください。
便利なトレイルカメラを使って、気になることを解決しましょう。
以下の記事もぜひ参考にしてください。