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種まき種取り

コスモスの種まき方法-時期は春と夏 約3か月で開花ー簡単人気

種まき種取り

コスモスの種まきと時期を教えてください。

コスモスには、夏咲き種と秋咲き種があって、種まきは春と夏にできます。開花は種まきから約3か月後で、種類によって種をまく時期と開花の時期が違います。

日本各地にあるコスモスの名所は、ほとんどが秋に見ごろを迎え、コスモスまつりなどのイベントが開催されます。一方、身近にある花壇や園芸店では、6月から7月頃にはコスモスが咲いているのを見かけますね。

ここでは、コスモスの種類と特長と種まきの時期や方法について紹介します。

コスモスは丈夫な植物で、種まきも栽培も簡単で、初心者にもおすすめできます。

ではさっそく、コスモスの種まきを紹介します。

種まきについて以下の記事でそれぞれ詳しく紹介していますぜひご覧ください。

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コスモス

コスモスは、5-6cmのピンクや赤の花が、細い茎の先端に咲き、風に揺れる姿がとてもきれいです。

コスモスの和名は秋桜で、秋の花というイメージがあります。

元々は夏に種をまいて秋に日照時間が短くなると開花する短日植物ですが、改良が進み、日長(にっちょう=日照時間の長さ)に関係なく開花する早生品種が増えました。

元来の夏に播種して秋に開花するものは、秋咲き・晩生品種・遅咲きと呼ばれます。

また、改良品の春に播種して夏に開花するものは、夏咲き・早生品種・早咲きと呼ばれます。

基本データ

名称コスモス
栽培難易度(5段階)★☆☆☆☆
種まき難易度(5段階)★☆☆☆☆
種まきの時期4-9月頃
夏咲き4-6月 秋咲き7-9月
開花の時期6-11月頃
草丈50cmー150cm程度
花の色ピンク,白,黄,オレンジ,赤,紫など
特徴好光性種子
丈夫
開花期が長い

品種の特長と注意すること

コスモスには、夏咲き(早生品種・早咲き)と秋咲き(晩生品種・遅咲き)があります。

  1. 種まきから開花までは、どちらも約2-3か月です。
  2. 夏咲き
    • 暖かくなる4-6月頃に種まきをすると、6-10月頃に開花する。
    • 夏に向けて成長するので、草丈が大きくなるものが多い。
    • 大きくなるので、植え付けの間隔は広め(20cm程度)にする。
    • 草丈を押さえるには早めに摘心する。
  3. 秋咲き
    • 7-9月頃に種まきをすると、10-11月頃に開花する。
    • 暑さが厳しいときは、発芽率が下がる。
    • 草丈があまり高くならない。また遅くまくほど低くコンパクトにできる
    • あまり大きくならないので、植え付けの間隔は狭く(10cm程度)密に植えてもよい。
    • 春に播種しても短日(たんじつ=日照時間が短い)にならないので、秋以降にしか花は咲かず、茎だけ高く大きく成長する。

夏咲きと秋咲きの見分け方

残念ながら、夏咲きか秋咲きかは外見では判断できず見分けられません。品種によって決まっていますが、数が多く、確実なのは種袋の表記です。

購入する種袋の表面に記載されているか、裏面の種まきの時期開花の時期を見てください。(苗の場合は、商品タグ)

種まきの方法

コスモスの種

コスモスの種まきは、育苗箱やビニールポットで育苗してから定植するか、花壇やプランターに直まきもできます。

種まきの時にはまだ植える場所が決まっていなかったり、寄せ植えをする場合は、ビニールポットなどで育苗し、場所や鉢など容器が決まっていれば、直まきの方が植え替えの手間が省けます。

準備するもの

  • :時期によって夏咲きと秋咲きを選ぶ。(間違えないよう!)
  • 種まきの容器:育苗するなら、育苗箱、3号ポットなど。直まきするなら、鉢やプランター。地植えは不要。
  • 用土:容器には、元肥入りの花用の培養土が便利。
  • 緩効性肥料:元肥入りの用土を使用する場合は不要。

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種まき

  1. まき床の準備 容器を使う場合は容器に用土を入れる。直まきの場合は、緩効性肥料を入れてよく耕す。
  2. 種をまく まき方は、1か所に2-3粒ずつまく。
    • ビニールポットなら、1つのポットに2-3粒
    • 育苗容器や直まきは、15cmくらい間隔をあけて1か所に3-4粒ずつ点まきにします。
    • 細長い容器や場所なら、薄い筋をつけて2-3cm間隔にまくすじまきか、広い場所ならばらまきでもよい。
  3. 土をごく薄くかける コスモスは好光性種子なので発芽には光が必要です。飛んだり流れたりしないように、ごく薄く土をかけます。厚くかかると光が届かず発芽しません。
  4. 水をやさしくかける。霧吹きでもよい。

播種後3日程度で発芽します。

種をまいた容器は、春は日なたに、夏は日陰に置いて、地植えも含めて、乾かないように管理します。

間引き

育苗中は、容器・直まきに関係なく、間引きをします。

  • ピンセットで抜くか、株元をハサミで切る。
  • 密集して発芽すると競争してよく成長する。形のよい、中くらいの生育度合いのものを残す。
  • 1回で1本にせず、本葉が3-4枚になるころに1本立ちできるようにする。

定植

育苗中の株の本葉が5-6枚になったら、定植しましょう。

夏咲きの株間20cm程度、秋咲きの株間は10cm程度にします。

鉢やプランターには元肥入りの培養土を入れ、花壇など地植えなら、よく耕して緩効性肥料を入れて植えます。

植えつけたら、水やりをします。

鉢に関して、こちらの記事を参考にしてください。

その後の管理

  1. 場所 日当たりと風通しのよいところで育てましょう。
  2. 水やり コスモスは乾燥気味を好みます。乾いていたら水やりをします。地植えの場合、自然の雨任せでも大丈夫ですが、日照りが続いたら水やりをします。
  3. 肥料 植え付け時に元肥を入れていれば、基本的に追肥は不要です。株に勢いがなくなってきたり、葉の色が薄い場合は、液体肥料を与えますが、N(チッソ)を与えすぎると、葉や茎ばかり成長するので、バランスよく与えます。
  4. 摘心 夏咲きの草丈を低く抑えたい場合は摘心をします。摘心後は脇芽が伸び、花の数が増えます。
    • 本葉が6-8枚程度になったら、茎の先端の芽を摘み取ります
    • 伸びた脇芽を含めて、何回か摘心して、縦に伸びる成長をコントロールします
    • 花が咲く間近は花芽をつけなくなるので、夏咲きは6月中旬頃まで、秋咲きは8月中に摘心をします
  5. 支柱 草丈が高くなると倒れます。早めに支柱を用意して支えましょう。
  6. 病害虫で多いもの
    • ウドンコ病 新芽や葉や茎がうどん粉(小麦粉)がついたように真っ白いカビがつく病気。湿度が高い時や株の風通しが悪いと発生しやすい。葉や枝を整理します。芽や葉(表と裏)に殺菌剤(ダコニールなど)をまくか、1000倍の重曹水をかける。
    • アブラムシ 洗い流したりして駆除したり、オルトラン粒状を株元にまく。
  7. 挿し木 コスモスは挿し木で簡単に増やせます。摘心したあとに伸びた脇芽など、元気な新しい枝を使います。

こちらの記事も参考にしてください。

まとめ

この記事では、コスモスの種まきの時期や方法について紹介しました。

コスモスは丈夫な草花で、種まきも栽培もかんたん、初心者でも難しくありません。

コスモスには夏咲きと秋咲きがあり、それぞれ種をまく時期が違います。種をまく時期に合った種を選べばきれいな花が咲きますが、まちがえると期待した時に花は咲かず、残念なことになります。

コスモスの夏咲きが増え、種をまく時期によって、秋だけでなく初夏から晩秋まで、きれいに咲く姿を楽しめます。

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