ガーデンシクラメンの増やし方を教えてください。
冬に花壇や寄せ植えで楽しむガーデンシクラメンは、秋に花苗を購入することが多いと思います。
どうやって増やすのでしょうか?
答えは、種まきで増やします。
ここでは、ガーデンシクラメンの種まきについて紹介します。
細かい種をまいてから発芽して成長するのには、とても時間がかかりますが、手をかけて花が咲いた時は本当に”感動!”の一言です。これこそ園芸の魅力です。
早速紹介していきます。一緒に開花を楽しみに種まきをはじめましょう。
▶種まきについて以下の記事でそれぞれ詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
ガーデンシクラメンの増やし方は種まき
ガーデンシクラメンは、通常室内で栽培していた従来のシクラメンを品種改良したもので、耐寒性があり屋外で栽培可能です。
球根植物ですが、球根はチューリップやスイセンのように分球しないので、成長すると株は大きくなりますが、分けて増やすことはできません。
簡単に挑戦できる増やし方は、種まきです。
種は市販されています。また花が咲き終わってから、花がらをそのままにしておくと種ができます。こぼれ種が発芽することもあります。
ここで、ガーデンシクラメンの種まきの注意点が2つあります。
土に種をまいて水をやるだけですが、成長にはとても時間がかかり、すぐに花が咲くわけではないので、初心者向けではないかもしれません。
ガーデンシクラメンの種まきは、ゆっくりとした成長と何色の花が咲くか、を楽しみに進めましょう。
ガーデンシクラメンの種のとり方について、次の記事で詳しく紹介しています。
種まきのやり方
ガーデンシクラメンの種まきは、
①種まき床に種まき→②発芽→③本葉3-4枚の頃にポットか鉢に植え替え
の順に進めます。
時期
種まきの時期は、少し涼しくなる9月末から11月です。
暑さに弱いので涼しくなってからのほうが無難ですが、種まきが遅くなるとどんどん寒くなるので、発芽と成長がもっと遅くなります。
準備するもの
- 種:水に入れて浮くものは発芽しないので、特に自分でとった種は先により分けておくとよい。
- 種まきの容器:種まき床、浅めのプランターなど。
- 用土:種まき用土や花用の培養土
種まき
- 容器に用土を入れる:深さは10-15cm程度にする。
- 種をまく:種が重ならないように、等間隔にまくか、ばらまきをする。
- 上から土をかける:厚くならないように、薄く軽くかける。
- 水をかける:種が流れたり、飛んだりしないように優しく。霧吹きでもよい。
- 遮光する:段ボールや新聞紙をかけて暗くする。光があたると発芽しません。
種まきから1か月から2か月ほどで発芽します。
種まき後の管理
- 乾かさないこと。水やりは優しく霧吹きでもよい。
- 置き場所は、発芽までは遮光したまま日陰か室内。
- 芽が出たら遮光を外し、少しずつ明るさに慣らして日なたに移動する。
植え替え
本葉3-4枚になったら、3号ポットか鉢に植え替えましょう。種まき後の苗はまだ小さくて弱いので、すぐに地植えせず、ポットか鉢で育苗することをおすすめします。
- 用土:花用の培養土か、ガーデンシクラメン用の土が便利です。
- 植え方:とても小さい球根がついているので、球根を土に全部埋めず、上部が土から出ているように浅めに植える。
- 水やり:球根にかからないように水やりをする。植え替え後は、乾かし気味にし、乾いたら水やりをする。
- 肥料:2-3週間に1回程度、規定量より薄めの液体肥料を与える。球根にはかけない。
まとめ
この記事では、ガーデンシクラメンの種まきについて紹介しました。
球根植物ですが、分球しないので種まきで増やします。
種まきをしてから発芽するまでは、1-2か月かかります。また、原種ではなく品種改良のガーデンシクラメンの種をまくと、何色の花が咲くかわかりません。
ガーデンシクラメンの種まきは、ゆっくりのんびり成長の手助けをし、どんな花が咲くのかをワクワクして待つ、そんな楽しみがあります。
簡単にすぐに花が咲くわけではないからこそ、手をかけて育てたガーデンシクラメンの花が咲いたら感動です。
ぜひチャレンジしてください。おすすめします。
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