冬でも水やりは必要ですか?
冷たい水でもいいのでしょうか…
気温の低い冬の毎日に、植物への水やりが必要なのか、考えますよね。
答えは、必要です。ただ夏のように毎日ジャブジャブはいりませんが、やらなければ、特に鉢植えは枯れるかもしれません。
といって、冷たい水をザバーッとやったら、植物だって寒い!ますます冷えて弱るので、あまり冷たい水は避けたほうが優しいですね。
ここでは、冬の水やりについて、やり方と便利なグッズを紹介します。
花が咲いていても、寒くて休眠していても、植物は生きています!
この記事を参考に必要最小限の優しい水やりをしましょう。
冬に水やりはいる? 必要です!
植物の生育に水は欠かせません。
暖かい時期のように毎日は不要ですが、
頻度は少なめで、水やりは必要
なんです。
寒い季節は乾きにくく、また葉を落として休眠する植物もありますが、乾いたら、水やりをしましょう。
冷たい水でもいい? 冷たすぎは避けよう!
植物の生育に水は欠かせませんが、寒いときにあまりに冷たい水は堪えます。
根が縮み上がって、十分に水を吸い上げられません。
水やりは、季節に関係なく15-25℃くらいの常温の水がよい。
寒い冬は本当にゆるーいぬるま湯程度のほうが根にやさしいです。
冬の水やりの方法
水やりは、どの季節でも「乾いたらたっぷりとやる」が基本です。
季節によってだいたいこんな感じですね。
- 夏 : よく乾くので、毎日または1日朝夕の2回
- 春と秋 : 1日1回程度
- 冬 : 乾きにくいので回数はかなり少なめに
あくまでも「乾いたら」が基本です。
では、具体的に紹介します。
頻度
- 地植え 自然まかせでほとんど要りません。あまりに雨がなくて表面が乾いていたら、
- さらに地面を数センチ掘ってみて、中も乾いているようなら水をやりましょう。
- または、葉がしおれたり、元気がない、でなければ、1‐2日後に水をやりましょう。
- 鉢植え 表面が乾いていたら水をやります。置き場所にもよりますが、数日から1週間に1回程度です。
水の温度
季節に関係なく15-25℃くらいの常温の水がよいと言われます。
寒い冬は、あまりに冷たい水は避けたほうが、根は水を吸収しやすくなります。
ぬるま湯なら根にやさしいです。冷たい水は避けましょう。
時間帯
気温が上がり始める午前中がベストです。
朝早くや夕方以降は、凍ることがあるので避けましょう。
量
回数は少なめですが、与える時はたっぷりと、鉢植えなら鉢底から水が流れ出るくらい与えます。
ただし、鉢受け皿に水は貯めないようにしましょう。
株元にやる
水は根から吸収されるので、株元に水をやりましょう。
葉や花に、水がかかると凍ることがあります。
便利なグッズ
冬の水やりにおすすめのグッズとして
●水やりチェッカーと水分計 : 土の水分量を確認できます
●保水剤 : 乾燥を防止します
●じょうろ : 素材、デザイン、サイズからえらびましょう
●ホース : 色や形が気に入ったものを選べば、楽しく水やりができますね
●マルチング材 : 根の凍結や乾燥を防止し、見た目がよくなる資材もあります
を紹介します。
水やりチェッカーと水分計
植物の近くの土に挿しこむと、土の水分量が示され、水やりが必要かどうかがわかるという優れものです。
「乾いたらたっぷりと」と言われても、わかりにくくて難しいですよね。
そんな時、頼りにしたいのが便利グッズです。
👑一番人気 キャビノチェ SUSTEE(サスティー)
土の水分量を上部の小窓に色(白:水不足~青:十分)で分かりやすく表示してくれます。
鉢で使用するのがおすすめで、サイズは鉢のサイズで選ぶ S、M、Lの3種類で、色はホワイト、グリーンの2色があります。水分量表示の色が変わらなくなったら(6-9か月くらい)、中芯をレフィルで交換すると正確さを保てます。
藤原産業 セフティー3 簡易土壌酸度水分計 SKS-3
電池不要で土壌の酸度と水分を、スイッチを切り替えるだけでかんたんに計測できます。水分は、ドライからウェットを色分けされた1から10のメモリで表示され、水やりの目安になります。
シンワ測定 デジタル土壌酸度計 A-2 72730
乾電池が必要ですが、デジタル表示はわかりやすく、土壌の水分だけでなく、温度、酸度、照度、塩分濃度が計測できて多機能です。
保水剤 おすすめ3選
寒い季節は、乾燥しにくいですが、エアコンの効いた室内の植物は、案外乾きやすいものです。
液状、粒状などの吸水ポリマーの保水剤をかけたり土に混ぜると、水を含んで蓄え、土が乾燥すると水を補給します。
水に溶けだした肥料成分も一緒に蓄えるので、水やりだけでなく、肥料を与える手間が少なくなります。保水効果のある期間は数か月から数年と製品によって異なりますが、ほとんどが自然に消滅するので、使用後の片づけは不要です。
ハンギングや鉢植えなど、一年を通してお世話が楽になります。
液状 アクアゲイン
約30倍に水で薄めて与えると、約2ヶ月間保水効果が持続します。
液状 水やりヘルパー
5号鉢なら8ml程度を原液のまま直接かけてから水やりをすると、約3か月間保水効果が持続します。
粒状 水のお留守番
1Lの土に対して1gを混ぜて水やりをすると、保水効果は約3年間持続します。土に混ぜるタイプですが、鉢植えは土に数か所穴を開けて混ぜ込んで使えます。
じょうろ
水やりをするなら、素材やデザインも、気に入ったものがいいですね。
またサイズも重要です。
室内の小さな鉢に水やりをするなら、500mlくらいの小型のものでよいかと思います。ハス口がないタイプが株元に水をやるのに便利です。
屋外の庭や鉢に水やりするなら、容量が大きくても1回では足らないかもしれませんが、水を入れるとかなり重くなるので、使いやすくて持ちやすい大きさを選ぶようにしましょう。
おしゃれなステンレス 450ml
室内に置いてもなじみやすいおしゃれなデザインと質感のじょうろです。
半透明で目盛つき 1L
目盛がついたクリアなものは、液体肥料を希釈するときに便利です。
アンティーク調でかわいい ブリティッシュウォーターポット 3.6L
アースカラーのかわいらしいじょうろです。ハス口は取り外せます。
折りたためるじょうろ 3L 6L
ノズル部分もタンク部分も折りたためてコンパクトでスタイリッシュなじょうろです。
尾上製作所 トタンじょうろ 4L 6L 9L
丈夫で耐久性バツグンのトタンのじょうろです。
ホース
水やりのホースは、①ホースの長さ ②据え置き型/持ち運び型 ③巻き取り型/そのまま などの条件で、使いやすいものを選びましょう。機能はもちろんですが、色や形が気に入ったものを選べば、楽しく水やりができますね。
👑おしゃれ! 三洋化成 ブロンズホースリール
アルミフレームが素敵なデザインで、庭やベランダを引き立てます。さびや色あせに強い塗装で耐久性があり、おしゃれと便利さを兼ね備えています。優雅な印象のインテリアとしてもおしゃれです。
セフティ3 コイルホース 7.5m ホーススタンド付き
巻き取り不要のコイルホースです。ホースがコイル状になっていて、伸ばして使って、終わったらコイル状に縮み、スタンドに立てれば、場所をとりません。
アイリスオーヤマ 伸縮ホース 最大7m
水が流れると伸びて、水が抜けると1/3に縮んで軽くなり、収納ケースに入れれば、コンパクトにまとまります。
タカギ ホースリール NANO NEXT
タカギ史上最小・最軽量のコンパクトなホースリールで、持ち運びがとても楽です。ハンドルや持ち手は折りたためるので、すっきりと収納できます。
アイリスオーヤマ ホースリール 10m
軽量コンパクトなフルカバーで、ホースをほこりや紫外線から守ります。持ち運びと据え置きのどちらも可能なサイズで、巻き取りはスムーズでねじれや偏りを防ぐ設計です。シンプルなデザインと落ち着いた色合いが庭やベランダになじみます。
マルチング材
いろいろな資材を使って地表面を覆うことをマルチングと言いますが、寒い季節は、
- 根の凍結防止
- 乾燥防止
を目的にすると効果的です。
腐葉土・堆肥
堆肥や腐葉土を地面の上に3-4cmほど厚めにのせると、根は温度変化をうけにくく、凍結を防ぎます。自然に混ざり合ってなくなるので、片づけは不要で、少なくなったら補充します。
バークチップ
松の樹皮を粉砕したもので、保温効果、乾燥防止、雑草対策などの機能性もありますが、大きめのサイズでボリュームがあり、樹木の株元や庭などに敷くと、見た目がとてもおしゃれになります。
原料が、クロマツなら黒っぽい色合いで、アカマツならレンガのような色です。
自然素材なので永久的に使えるわけではなく、長く置くと分解してなくなりますが、大きめのものは分解にとても時間がかかる上、虫がわくことがあるので、処分する時は土と分けて取り出す必要があります。
ウッドチップ
樹皮だけでなく、木の全体を粉砕したもので、乾燥防止や雑草対策の機能性と、自然な質感で周りの景観になじみやすく人気があります。
原料は、ヒノキ、スギ、サワラ、ヒバなどの針葉樹が多く、使われている木材の種類によって、色や香りが異なります。
厚く敷くと、濡れると乾きにくく、カビが生えたり、虫がわくことがあります。
バークチップより小粒が多く分解が早いので、少なくなってきたら、補充したり敷き替えが必要です。
ヤシガラ(ココヤシファイバー)
ヤシの実の繊維を乾燥したもので、通気性と排水性にすぐれています。室内の観葉植物など、鉢植えの土の上にのせて使うことが多く、とてもかんたんにできます。
化粧石
白や黒の角のない丸い石が多く、鉢植えの土の上を覆って土を隠します。通気性がよく蒸れにくく、鉢植えがおしゃれになります。
まとめ
ここでは、植物の冬の水やりについて、やり方やコツ、便利なグッズを紹介しました。
水やりは、どの季節でも「乾いたらたっぷりとやる」が基本です。
乾きにくい冬は水をやりすぎたり、水の温度や時間によっては、根腐れや根の凍結で株が弱るので、特に注意が必要です。
冬の水やりは、頻度は控えめに、乾いてから常温(15-25℃くらい)の水をやりましょう。
寒い冬は冷たい水ではなく、本当にゆるーいぬるま湯程度のほうが根にやさしいです。
▶ここで便利な紹介したグッズです。
●水やりチェッカーと水分計 : 土の水分量を確認できます
●保水剤 : 乾燥を防止します
●じょうろ : 素材、デザイン、サイズからえらびましょう
●ホース : 色や形が気に入ったものを選べば、楽しく水やりができますね
●マルチング材 : 根の凍結や乾燥を防止します。見た目がよくなる資材もあります
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