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基本

種まきの土って何が違う?おすすめの用土と困った水をはじく土

基本

種まきにはどんな土を使えばよいのでしょう。

「土にまいて水をやれば、芽が出るんじゃないのー?」

まあ、そうなんですけど、細かい種はまきにくいし、種によって発芽しやすいもの、しにくいものがあって、適当に植えて育つわけではありません。

ここでは、種まきに使う土について紹介します。

種まきに適した土には条件があって、適したものを使えば、種から芽が出る発芽率が上がり、その後の成長にも影響します。

また種まきに関連して、種まき用土でよく聞く水をはじく土(使えない…)についてその原因や解決法と、便利な土を入れる道具も紹介します。

ぜひ種まきの参考にしてください。

以下の記事も参考にご覧ください。

種まきの種類と基本

植え替えと間引き

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種まきの土とは

種まき用土とは、発芽しやすい土ということです。では、その条件をあげてみましょう。

  1. 清潔で無菌(これは絶対に譲れない!)
    • 自前で土の殺菌消毒は難しいので、新品を使ってください。
    • 雑菌だらけ、使い古した根がいっぱいでは、発芽は難しいし出ても育ちません。
  2. 粒子が細かめ
    • 特に細かい種は、土の粒子が粗いと、土の粒子の間に種が埋もれてしまって、結果深植えになり、発芽しにくくなります。
    • 種は小さいものが多く、種より大きな粒子の土が被っていると、芽が出にくくなります。
  3. 肥料は不要(もしくは少量)
    • 種自身のエネルギーで発芽するので、本葉が出るくらいまでは肥料はいりません。
    • 小さな芽や根にとって、濃い肥料は負担になります。

これ以外に、通気性、保水性、排水性がよいことがあげられます。

おすすめの用土

では、具体的にどんな土がよいのでしょう?

種まきは、種をまいて植物を増やして育てることですが、まずは発芽しないと始まりません。温度や水やりなども大事ですが、種まき用土に、条件の整ったものを使うのと使わないのとでは、発芽率に差が出ます。

市販の種まき培土

手っ取り早くて間違いないのは、市販の種まき用土です。

一番よく使われているのは、タキイの種まき培土ですね。ピートモス、バーミキュライト、パーライトと、少量の肥料(チッソ、リン酸、カリ、微量要素)が配合されていて、水分量やpHなどが管理されているので、使いごこちにムラがなく、発芽した後の葉の色が違います。

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種まき用土は他のメーカーでもたくさんあります。量や値段や入手しやすさで選んで、使いやすければいいかな、と思いますが、これまでの経験上、あまり安価なものは避けたほうがいいです。不純物(ビニールとか)が混じっていたり、保水性や排水性がまるで違います。

単体または配合

赤玉土(小粒)、バーミキュライト、ピートモス、パーライト、川砂、腐葉土などを単体で使ったり、これらを混ぜてよく使われます。

種まきには、いずれも新品で無菌のものに限ります。

栽培の全般で培養土は、赤玉土:腐葉土=6:4 くらいを基本に、植物によって他を配合しますが、種まきには微生物を含む腐葉土はあまり適しません。

種まき用の配合は、赤玉土(小粒)とバーミキュライトを同量とか、ピートモスを2割ほど入れるとか、軽く通気性を高めるらパーライトを入れるなど、植物の種類や好みでいろいろです。

通気性、保水性、排水性が保たれる単体で使っても問題ありません。

ピートバン

ココピート(ピートモス)を板状に圧縮し吸水性よく加工したものです。発芽に適した肥料が入っています。

付属の紙製受け皿に入れて水をかけると吸水してフカフカになり、すぐに種まきができ、おすすめです。

ピートバンのメリット
  1. 受け皿付きで水だけで始められ、簡単で衛生的
  2. 細かい種がまきやすい
  3. 場所をとらず、移動もしやすい

× ピートバンデメリット
  1. 直根性の植物には向かない。下に根が伸びるので深さ不足。
  2. カビが発生しやすい。この時の白い菌糸状のカビは、植物にも人間にも特に問題はありませんが、過湿や風通しが悪いのが原因なので、栽培環境としてはあまりよくありません。

種をまいて土をかける場合は、あらかじめ水をかける前にピートバンの端を割って別にしておき、種をまいてから、崩して上にかけたり、バーミキュライトを別に用意します。

大きさは約18cm×13cmです。

覆土(ふくど=かぶせる土)

バーミキュライト

種まきで、種の上にかける土を覆土(ふくど)と言います。

覆土は、種をまく土と同じでも構いませんが、特に種が小さければ、バーミキュライトをおすすめします。無菌でとても軽いので発芽の邪魔をしません。バーミキュライトの袋の底にたまるバーミキュライトの微塵(みじん=細かい破片)でもOKです。(微塵は他に使い道がないので、おすすめです。)

土を使う前に必ず確認することは「吸水」


 水がしみ込まず浮いている

種まき培土をはじめ、土を容器に入れて使うときは、土が水を吸うかどうかを事前に必ず確認しましょう。

小さいビニールポットや鉢に土を入れて、水をかけてみてください。

  • OK 土に水がしみ込んで下から排水される
  • NG 水が土の上にたまる、浮いている、しみこまない、はじいている、下から排水されない

種まきを始めようと容器に土を入れて水をかけたらしみこまない!ってことが時々あるんです。これでは種まきはできません。植え替えや植え込みの時にも困ります。

水をはじく土、しみこまない土

ピートモス

安価なものや、放置していたもの、また、ピートモスの配合が多いもので時々ありますね。

主な原因は以下が多いです。

水をはじく主な原因
  1. 乾燥 乾いた土は簡単に水を含むことができない(極端な例ですが、干上がった所に水をまいてもしみ込みませんよね)。在庫処分の土や袋を開封したまま放置していた場合に多い。
  2. ピートモスが多い ピートモスは撥水性を持つので、ピートモス単体や、配合用土の中でピートモスの割合が多いと、水をかけてもはじいてしまい、簡単に水を吸水できない。

 

吸水させるには?

時間をかけて吸水させます。水をはじく土でも吸水できれば十分使えます。

袋に入った土に水を入れて混ぜ、開け口を縛るなどして密封し、1か月ほど放置します。少しずつ水が土にしみ込みます。時々様子を見て、混ぜると効果的です。

水をはじく土に吸水させるには時間がかかるので、早めに確認しましょう。確認後は乾燥させないように土の管理には注意してくださいね。

便利な道具 土入れ

ここで便利な道具を紹介します。すでに使っている方はごめんなさい。でも案外使っていない方が多いんですよね。

種まきをはじめ、セルトレイや鉢に土を入れる時、何を使いますか?

土入れを使いましょう。移植ごてより、断然使いやすいです。大中小のセットで売られているので、量にあわせて選んで使えます。

少量の種まきでは使いませんが、大きなプランターや鉢に土を入れたり、肥料を分けたりする時は、土入れスコップをおすすめします。

まとめ

ここでは、種まきの土について紹介しました。

種まきに使う土は、①清潔で無菌 ②粒子は細かめ ③肥料は不要か少量 を満たすものがよく、市販の種まき培土かピートバンが、使いやすくておすすめです。

赤玉土(小粒)やバーミキュライト、ピートモスを配合したり、単体で使うこともできます。

種まき用土によって、発芽率や発芽後の成長が変わると言っていいくらい影響があります。種をまいても発芽しないと始まりません。

種まきは、たくさんの苗を作れるだけでなく、発芽や成長に日々の感動があり楽しみが増えます。

ぜひ適切な用土を使って種まきを始めましょう。

 

以下の記事も参考にご覧ください。

種まきの種類と基本

植え替えと間引き

こちらの記事もぜひご覧ください。

以下の記事で庭掃除に便利な道具を紹介しています。ぜひご覧ください。

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