樹木の根元や切り株からたくさんの芽が出ます。
どうしたらよいでしょう?
庭木の根元や伐採した木の切り株から、新しく芽が出て成長することがあります。
この芽はひこばえと呼ばれます。
庭など家の敷地内の樹木や切り株にひこばえがある場合、どうしたらよいでしょう?
特に不要な切り株から出ている場合は、ひこばえだけでなく、切り株の処分が必要です。
ここではひこばえが出る理由から対処、処理まで紹介します。
身近で気になるひこばえを何とかしましょう!
ひこばえとは
樹木の根元、株元や、伐採した切り株から生える芽をひこばえと呼び、萌芽(ほうが)、やご、シュートとも呼ばれます。
春から夏にかけて芽が出ると、勢いよく成長することが多いです。
由来は、元の幹に対して小さな 孫(ヒコ)が生まれる=孫生(ヒコバエ) と言われています。
ひこばえは、なぜ出るのか
主幹(=元の樹木)が「弱っている」場合にひこばえは多いと言われています。
- 世代交代 主幹が古木になるとひこばえが出て成長し、主幹と交代します。「萌芽更新」といい、年月はかかりますが、自然に繰り返されることで、里山は再生されてきました。
- 根が張れない 植えられた地盤が固い、狭いなど、根を張ることが難しく、成長が阻害されると株が弱り、新しい株を増やそうとします。
- 伐採やせん定 株元で伐採したり、せん定で枝葉を切りすぎると、光合成ができず木が生きていくための栄養が十分取れないため、枝葉を増やそうとします。
ひこばえの剪定
ひこばえの剪定で、切るか切らないかは、どこから出ているかにもよります。
株立ち仕立ての場合
複数の細い幹が立ち上がり軽やかな印象になる「株立ち」から出ている場合、成長が早いひこばえを残して楽しむことができます。
樹形を見て残すものを決め、それ以外の芽は元から切りましょう。
庭木の場合
庭木の根元から出ている場合は、樹木からのSOSです。樹木のためには、すぐに切り取らないほうが無難です。
切り株の場合
不要になった樹木を伐採した切り株のひこばえは、伐採のダメージから復活するために出ていて、放置するとその樹木は再生します。
不要ならば、早めに切りましょう。 ひこばえが出ている元からハサミで切ります。
切り株のひこばえをなくすには
不要な切り株のひこばえの処理は、
- 元から切り取る
- 株に缶やバケツをかぶせて光を遮り、重石(石、ブロック、レンガなど)をのせる
- 主幹の皮をはぐ
- 除草剤を使う
などがありますが、手間と時間がかかるわりに完全ではなく、実はあまりおすすめできません。
切り株を処分しなければ、根本的に解決しないからです。
不要な切り株やひこばえに困っている方はとても多いですが、切り株の撤去を強くお勧めします。
切り株の撤去については、以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしていただけたらと思います。
まとめ:ひこばえがどこから出ているかで処理しよう
ここでは、庭木の根元や伐採した木の切り株から出るひこばえとその処理をご紹介しました。
勢いよく出るひこばえは、樹木の生命力を強く感じるもので、かんたんに人間の都合に合わせてくれません。
残して楽しむか、除去するかは、どこから出ているかや、不要とか邪魔とか危険とか、それぞれの状況で変わります。
特に不要な切り株のひこばえを根本的に解決するには、あらためて切り株の除去をお勧めします。
切り株の除去についての記事を参考にしていただき、自分で処理するか、プロにお願いするか、検討してください。
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切り株の処分については以下の記事を参考にしてください。
使えるおすすめの道具を以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。